中古マンション購入日記

マンションの購入を思い立ったら読む日記

代金を決済し、契約完了。マンションの引き渡しも完了...はしたものの

      2014/09/03

今日は、マンションの代金を決済し、引き渡しをしてもらう日。
 
10時から、売り主側の不動産屋、三井不動産販売(三井のリハウス http://www.rehouse.co.jp/)で始まった。
(通常、手続きに何か問題があっても 15時の銀行が閉まるまでに手続きを終えてしまえるよう、午前中から始めるらしい。)
 
天気もよく、手続きは気持ちよく終わるはずだった...
 
だが、昨日の日記で書いたが、みずほ銀行のシステム障害は復旧のめどさえ立たない状況で、みずほ銀行での対応はあきらめざるをえない状況になっていた。
 
そのため、住宅ローンの融資を実行する先の銀行口座変更のため、緊急対応として SBIモーゲージの方もひとり参戦。
その担当者曰く「実際の売買契約に立ち会うのは初めてで、私も緊張しています。」と。
住宅ローンの担当者が売買契約に立ち会うことはそれこそ異例のことだろう。
 
 
本来の今日の流れは、下記のような内容だ。
 
 三井のリハウスにて
   書類の確認、手続きの実施
   ↓
 SBIから融資の実行
   ↓
 銀行に行き振り込み手続きを実施
   ↓
 売り主側で入金確認をし、
 鍵などの資産を手渡しし手続き完了
 
今日の作成書類は、売買契約に当たり行政書士立ち会いのもと手続きを行うことが第一義で、それにより行政書士の職権で、物件の所有権の移転登記、物件への受託ローンの抵当権の設定などを行うのだが、それにかかる書類は多くない。
その他も、銀行で振り込みを行うための振り込み用紙の作成や、管理費の引き落とし口座の申し込みや、管理組合に所有者変更の届け出書類を書くくらいで、本来は 1時間もかからず終わるような内容だ。
 
 
だが、今回は、みずほ銀行のシステムが動いておらず、他行、他支店への振り込みが出来ないため、じゃぁ、今現在代金決済用の現金が入っているみずほ銀行からどうやってお金を動かそうか、という話が必要だった。
 
売り主、買い主側の不動産屋、売り主、買い主、行政書士、SBIの担当者と大人数であれこれアイデアを出し合った。
いくつもアイデアが出たものの、最終的に、ん千万円もの現金を持ってみずほ銀行から三井住友銀行まで移動する。という方法に決めた。
 
みずほ銀行から三井住友銀行までの距離は時間にして 5分弱。
近いような、遠いような距離なのだ。
もし、万一の事態が起こった場合、僕が全責任を負うことになるわけだが、それ以外の方法は策を弄するだけに手間が面倒なのだ。
 
それにこんなことがない限り、ん千万円の現金を手にすることはないだろうから、現金を見てみたいという気持ちももちろんあった。
さらには、単なる通帳上の数字のやりとりより、遙かに家を買ったというリアリティがあると思ったことも確かだ。
 
 
方法が決まればあとは実行するのみ。
 
行政書士の立ち会いの元、本来の書類を作成していく。
そして、契約が完了したことを受け、SBIの担当者が融資実行の連絡を行う。
 
そして、いよいよ現金の受領のためにみずほ銀行に。
みずほ銀行に向かうのは、不動産屋(オンライン不動産)、行政書士、僕、妻、娘、妻の母。
この人数いれば何かあっても対応出来るんじゃないか、そんな話にもなった。
 
あらかじめ連絡をしていたため、名前を告げるだけで別室に通された。
出金のために必要な書類を書き、現金を待つ.....待つ...待つ..
 
そして、いよいよ現金がやってきた。
1,000万円の帯がしてある束がどどーん!と。
 
100万円の帯がある束は見たことがあったが、それが 10コ集まり、さらに 1,000万円用の帯がしてある。
思わずケータイで写真を撮ってしまうくらいの存在感なのだ。
 
そして、持ってみるとこれまたかなりの重さだ。
それもそのハズ、1,000万円で約 1Kgなので、んKgにもなる。
 
それをみずほの紙袋に入れてもらい、さらにそれを手提げ袋のなかに仕舞い込んだ。当然のことながら、みずほの紙袋のままではあまりにも物騒だからだ。
 
そしてそれを娘の乗るベビーカーにかけ、白々しい雰囲気を醸し出しつつ三井住友銀行に向け出発だ。
まさに、娘が乗るベビーカーこそ、現金輸送車なのだ(笑)!
 
行政書士の先生が先頭を行き、なるべく壁に寄る形でベビーカーを移動させ、後ろを妻と不動産屋さんが守るという陣形だ。
信号待ちをするときも、横断歩道を渡るときも、可能な限り人が寄ってこれないような念の入れようなのだが、端から見ているとよけいに怪しかったかもしれない。
 
だが、そのみんなの連携のおかげで、無事に三井住友銀行までたどり着くことが出来たのだ。
 
三井住友銀行の窓口の方は、カウンターにみずほの紙袋をどかんと置く僕たちを見て、最初は怪訝な顔もしていた。
それはそうだろう。大勢で窓口にやってきて、カウンターに紙袋をどかんと言う音を立てておくのだから、何が入っているのかと思うだろう。
だが、「マンションの売買で」という話と、みずほの紙袋を見て状況を察したようだった。
 
 
ここまでくればあとはスムーズだ。
先ほど書いた振り込み用紙を提出し、それぞれ振り込み手続きが行われることを待つだけだから。
この間、SBIからの融資の入金があることも確認し、SBIの担当者はこの時点でお役目御免となった。
 
 
その後、物件の代金の支払い、行政書士さんへの支払い、不動産屋さんへ仲介手数料の支払いと、それぞれの支払いが実行され、行政書士の立ち会いの元、それぞれ入金の確認をしてもらい、確認が出来たところで鍵の受け渡しをしてすべての手続きが完了となった。
 
本来的には、マンション購入の手続きを行うために、金融機関に応接室などを貸してもらうものらしいのだが、今回は急な予定変更のため、普通に窓口で手続きを行った。
そのため、鍵の受け渡しなども周りに一般のお客さんがいる中で行ったため、周りの方々にご迷惑をかけたような気もする。
 
 
 
そして、それぞれの担当者はそれぞれの帰途についた。
 
僕たちはそのまま購入したマンションまで行こうか、という話もしたが、僕が午後は仕事に行く予定にしていたため、お祝いランチを食べて帰るとにした。
 
もちろん、真っ昼間だったが、ビールで乾杯をした。
僕、妻、娘、妻の母。4人で乾杯をした。
 
ちなみに、今日も妻の母が手伝いに来てくれていたが、契約の手続きをする時間は結構長いので、その間に子供の面倒を見てもらえるのは本当にありがたいことだ。
 
 
 
今回、住宅ローンはみずほ銀行を選ばなかったわけだが、もし、みずほ銀行の住宅ローンを選んでいたらどうなっていたのだろう?
果たして、みずほでローンの実行が出来ていたのであろうか??
代金の支払いの手続きはどうやって行うことになっていたのだろうか??
 
日記のネタとしてはそっちの方が面白そうではあるが、それが現実のものとなっていたら気が気ではなかっであろう(笑)。
 
 
 
ちなみに、今回の物件、何度かやりとりをする中で徐々に明らかになったこととしては、売り主さんはあんまりここに住んでいなかったのではないか、ということ。
 
いくつか不動産を持っているという話もしていたこともあるが、コンロのグリルの中にコンロの取扱説明書が入ったままになっていたからだ。
 
さらには、鍵の使い方や、郵便受けの開け方もあやふやだったし、このマンションにあまりにも関心がなさすぎるようであった。
 
まぁ、我が家のコンロのグリルも全く使っていないので、きれいなままではあるのだが...


 

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