ビックカメラの分割払い無金利キャンペーンで洗濯機を購入。リスクを分析検証

ビックカメラの分割払い無金利キャンペーンを利用してみた

ビックカメラ、コジマの分割払い無金利キャンペーンとは？

　
ビックカメラやグループ会社のコジマでは、指定商品を購入する際に、最大 60回までの分割払いの手数料が無料になるというキャンペーンをやっています。
　
「分割払い最長60回まで無金利」キャンペーン実施中！
http://www.biccamera.co.jp/shopguide/event/campaign/mukinri.html
　
　
今回は、購入した洗濯乾燥機を、この無金利キャンペーンを利用して、24回払いの分割払いを利用して支払ってみることにしました。
　
無金利で分割払いが可能なのであれば、それを利用することはメリットしかないように思えたからです。
　
　
果たして本当にデメリットはないのか、もしくは、どのようなリスクが潜んでいるのか、それを検証してみたいと思います！
　
　

洗濯乾燥機が故障したのでパナソニック製　NA-FW80S3に買い換え

　
これまで長年使っていた洗濯乾燥機が故障しました。
　
それに関する記事は以下に書いています。
給湯器が故障し交換工事にはエコタイプの給湯器エコジョーズがオススメ
洗濯機が故障。エアコンや冷蔵庫の修理と買換えどちらが得かの計算式を提案
パナソニック、ナショナルの洗濯乾燥機の内ブタのフックの故障の3分で修理
　
正確には、洗濯乾燥機の乾燥機能だけが故障したわけですが、乾燥機能の故障を修理するには、基板ごと交換する必要があり、これまでの経過年数を考慮すると買い換える方がよろしかろう、という判断に至りました。
　
　
というわけで、洗濯乾燥機を購入しました。
　
【パナソニック製　NA-FW80S3】

　
　

洗濯機を安く買うには買う時期を見極めよう

　
洗濯乾燥機を安く買う方法の一つとしては、新商品が出るタイミングで旧型の洗濯乾燥機を買う、というものがあります。
　
洗濯乾燥機は十分に成熟した家電ですので、新商品が出たからと言って劇的に何かが新しくなっていることはほとんどありません。
　
なので、新商品が出るタイミングで、旧型の洗濯乾燥機をお得に購入する方法がよろしかろう、と思います。
　
というわけで、洗濯乾燥機能が故障したのは 2月でしたが、4ヶ月近く待ってから購入することにしました。
　
　
ちなみに、洗濯機の新商品が出るタイミングは、下記の通りです。
　縦型の洗濯乾燥機は 5月～7月
　ドラム式は 9月～10月
　
2017年のパナソニックの洗濯機は 5月17日に出たのを皮切りに、各メーカーともに 5月～7月にかけて新商品を発表しています。
パナソニックに関しても、5月17日に新商品が出たのは「NA-FA」シリーズで、乾燥機能が付いた「NA-FW」シリーズは 6月に入ってからのようで、同一メーカーの商品だからといって一斉に発売されるとは限らないようです。
　
また、ドラム式は、発売時期はメーカーによって多少のばらつきがあるようですが、おおよそ 9月～10月にまとまって出るようです。
　
　
家電製品を安く買う方法としては、家電量販店を回って値引き交渉する、という方法もありますが、製品サイクルとして、そもそも安い時期がある、ということを知っておくのも大事なことでしょう。
　
　

洗濯乾燥機を分割手数料無料で購入。その実際は！？

分割手数料無料（金利ゼロ、無金利）とはどういうことか？

　
さてさて、前置きが長くなりましたが、今回、洗濯乾燥機を買い換えるに当たって、24回の分割払いを利用することにしました。
　
理由は、金利手数料無料（無金利）だからです。
　
金利手数料無料ということは、トータルの支払金額は変わらないものの、支払いを分割して先延ばしにできる、というサービスです。
　
　
例えば、120,000円のものを購入したとします。
　
これを金利手数料無料（無金利）で、24回払いにした場合、月々 5,000円払い × 24回払いで 120,000円の支払い、ということになります。
当然ですね。金利手数料無料ですから。
　
　
でも、一般的には分割払いする際には分割手数料（分割金利）というものが必要になり、その金利手数料が 2%であった場合、イメージとしては 120,000円に 2%の手数料、2,400円が付加されますので、総支払い額は 122,400円になるわけです。
この手数料 2%だから、単純に 2,400円が上乗せされる、というのはものすごくざっくりした計算です。通常は複利で計算しますので、実際の手数料は 4%くらいになるんじゃないかと思います。
　
詳細な金利手数料を計算したい場合は、下記のサイトなどを利用してみてください。
http://keisan.casio.jp/exec/system/1248923562
　
　
その手数料と分割払いにするメリットを天秤にかけて、一括払いで払えるならば一括払いを選択する場合が多いと思いますが、その手数料が 0円になるならば、一括払いにするメリットが見えてこないわけです。
　
　
ちなみに、リボ払いを選択した場合、月々の支払いを一定の額に抑えることができますが、年率約 15%でお金を借りていることと同じことなので、最終的には品物の価格の 2倍くらいの額を払うことになります。
なので、リボ払いはちょっと考えるだけでダメな支払い方法だということが分かるでしょう。
　
　

ビックカメラの金利手数料無料（無金利）とポイント還元

　
で、ビックカメラの金利手数料無料（無金利）キャンペーンですが、無金利ですので、金利手数料は必要ありません。
　
ですが、そもそもの話として、ビックカメラの支払いの時、クレジット払い（分割払い）を選ぶと、通常 10%のポイントが付くところ、8%しかポイントが付かなくなります。
（ビックカメラのクレジットカードでの支払いは 10%のポイント還元です。）
　
これは、無金利キャンペーンを利用しているから、という理由ではなく、そもそもクレジット払い（分割払い。）の場合は、8%しかポイントが付かない支払い方法だからです。
　
ですので、現金で買う場合より、クレジット払い（分割払い）だと 2%のポイントが減りますので、その 2%が手数料とも言えます。
　
例えば、先ほどの 120,000円の洗濯機の場合は、2,400円が手数料という感じです。
　
　
ただし、これは裏技があります。
　
裏技と言うほどのものでもないんですが、店員さんと価格交渉をする際に、「分割払いをしたいけども、ポイント還元は 10%のままにして欲しい」という交渉もするわけです。
　
そうすると、分割払い（クレジット払い）なのにも関わらず、10%のポイント還元にしてくれる場合もあります。
（伝票上は、12%のポイント還元として、レジの手続きではそこから 2%引く、という処理が行われるようです。）
　
　
かくいう今回は、そうやってお値引きしてもらいました。
まぁー、その分そもそもの値引きの額を絞られている可能性はありますけどね。
　
　

ビックカメラの無金利キャンペーンの対象商品と支払期間

　
ビックカメラの無金利キャンペーンですが、無金利になる商品は、ビックカメラの指定商品のため、どの商品でも無金利になるワケではありません。
おおよそビックカメラが売りたい商品を対象にしているのでしょう。
　
また、無金利になる最長の支払回数（12回、24回．．．60回）もビックカメラが指定していますので、その中から選択する形になります。
商品の金額によって支払期間を決めているのであろうと思います。
　
今回購入した洗濯乾燥機は、10万円ちょっとでしたが、24回まで無金利で、選択肢としては 12回、24回のいずれかが選択できると言う内容でした。
　
また、頭金としていくらか入金する方法や、ボーナス併用などの支払い方法を選択することもできます。
　
ただ、金利がある場合は、頭金を入金したり、繰り上げ返済になるボーナス併用払いを利用する方がお得になりますが、そもそも無金利ですので、頭金やボーナス併用を利用するメリットが全くありません。
　
　

分割払いの契約手続きには 30分以上の時間と身分証明書が必要

　
分割払いの契約を行う場合のデメリットがあるとしたら、契約手続きに 30分以上の時間がかかる、ということでしょうか。
　
分割払い（クレジット払い）にする場合は、クレジット会社（信販会社。今回はオリエントコーポレーション（オリコ））との契約の手続きが必要で、また、クレジット会社（信販会社）による審査がありますので、申込書類の作成と、審査の結果を待つ時間などがあり、手続きの開始から手続きが終わるまで 30分以上の時間がかかります。
　
実際に決済を始める前には「40分ほどかかりますがいいでしょうか？」という確認があります。
　
　
また、クレジット契約になりますので、手続きには身分証明書が必要です。
今回は分割払い契約をするつもりがありませんでしたので、免許証などの身分証明書を持っていませんでしたが、保険証で OKということでしたのでなんとか手続きを進めることができました。
　
また、クレジット契約ですので、当然ながら勤務先とか年収とかの確認もあります。
　
この辺りは、無金利だからと言うことではなく、分割払い（クレジット契約）だから必要な手続きということですので、致し方がないと言うところでしょうか。
　
　
当然のことながら、ブラックリストに載っている方は利用できません。
　
　

支払いは後日口座引き落としの手続きを行う

　
クレジット払い（分割払い）の支払い方法は、後日（ほぼ翌日に）、クレジット会社（信販会社）から郵送で口座引き落としのための申込用紙が送られてきますので、それに、口座引き落としのための銀行口座（ゆうちょ銀行を含む）を記入して返送することで手続きが完了します。
　
郵送のための切手代や、支払いをするための振込手数料、口座引き落としの引き落とし手数料などもかかりませんので、分割払いになっても現金等で一括払いする場合と全く金額に違いがありません。
　
　

ビックカメラの分割手数料無料（金利無料）キャンペーンのまとめ

　
ビジネスの世界では「回収は早く、支払いは遅く」という鉄則があります。
　
例えば、お客さんからの支払いは「月末締めの翌月末払い」、仕入れ先への支払いは「月末締めの翌々月末払い」にした場合、仕入れ先に支払う額は 1ヶ月間は手持ちの現金になるわけです。
　
いわゆる運転資金として使えるわけです。
　
例えば、それが 100万円だった場合。
回収と支払いのタイミングをずらすことで手持ちの現金として置いておく方法と、銀行から借り入れて手元に現金を置く方法と、いずれも手持ち 100万円には違いがないわけです。
　
そうすると、銀行から借り入れをする必要がなくなり、金利を支払う必要もなくなる、というお話です。
　
　
というわけで、今回、十数万円という洗濯乾燥機の購入でしたが、無金利であるならば、それを分割にせずに一括キャッシュで支払うメリットがない！と、夫婦の見解が一致したことから分割払いを利用してみることにしました。
　
一括して十数万円の支払いがあると、銀行の残高は大きく減りますが、分割払いだと月々 5,000円弱ほどの支払いで、毎月家族で 1回ファミレスに行くくらいの感じで支払いができちゃうわけです。
それが 24ヶ月続くワケですが。
　
　
まぁ、支払った気分がしませんので、違う商品も買いたくなってしまうと言うことがデメリットであると考えるならばデメリットではありますが、家計への突発的な支払いを抑えることができるわけですので、利用すればいいじゃないか！デメリットはない！
　
という結論に至りました。
　
　
まぁー、支払いはこれから始まるワケなので、本当によかったと思えるかは支払い終わってからですけども。