マンションリフォーム　居室編　二重サッシは最重要！是非とも検討すべし！

新シリーズとして、マンションリフォーム編の第3段です。
　
今日は、二重サッシです。
　
二重サッシは、予算に余裕があるなら是非とも検討すべきで、可能な限り設置することをオススメします。
　
二重サッシの効果は以下の通り。
　
　防音効果
　断熱効果
　防犯効果
　
　
我が家は南向きに 2箇所のベランダに出られる大きなガラス戸と 1箇所の窓、西側に 2箇所の窓ありますが、キッチンにある窓をのぞいて全部を二重サッシにしました。
　
二重サッシを検討した理由は、マンションのすぐ前が片側二車線の道路で車の音がうるさかったからなのですが、二重サッシにするとその音が気にならなくなりました。
片側二車線の道路と言いつつ、メインの道路ではないために車がひっきりなしに通るような道ではないのがせめてもの救いですが、住宅街の真ん中ではないので、窓を開けてる時に車が通るとテレビの音が聞こえなくなるくらいのうるささはありますが、それが全く気にならないくらいの防音効果がありますね。
ただ、やはり絶対的な騒音は消せませんので、春秋のエアコンをかけずに窓を開けている季節の騒音はどうしようもないですけども、それは二重サッシとは無関係のお話で。
　
　
また、以前住んでいた賃貸マンションでは、冬になると窓は結露で水浸しになっていましたし、壁などもじっとり濡れた感じになっていましたが、二重サッシにした今の部屋はそんなこともありません。
　
今年の夏はものすごく暑かったのですが、二重サッシがあるおかげでかなりの断熱効果があったと思いますね。
　
なぜなら内側の窓を一枚開けるとそれだけで外の熱気が、むわぁ！！っと伝わって来るくらいの暑さでありながら、二重サッシを両方閉めているとほとんど暑さを感じることがありませんでしたので。
冬の間も窓から外の冷気を感じることはほとんどなく、二重サッシの一枚のドアを開けることで、ようやく外がどれくらい暑いのか、寒いのかを感じることができるくらいの断熱効果がありますね。
　
前の賃貸マンションで気になっていた結露も今は全くありません。
結露が出ないような状況があるわけではなく、内側のサッシを開けると一瞬で窓が真っ白に曇るくらいの湿気が室内にある場合でも、二重サッシをしているだけで全く曇ることもありません。
それくらいに効果があるようです。
　
　
防音や結露が出ない効果についてはそのほかの方法では防ぎようがないようにも思いますが、二重サッシを取り付けるコストも、断熱効果によってエアコンの電気消費量が減る分ことを考えると、経済的な面からもペイするんじゃないかと思います。
　
　
防犯については、単純に窓についている鍵が二倍になりますので、普通の泥棒であればその時点で諦める場合もあるでしょう。
我が家の窓の鍵は、柄の部分が長いので、外から開けようとしても長い柄がつっかえて鍵が回りませんので、結果的に非常に防犯性の高い窓になっていますね。
　
　
ただ、デメリットがないわけではありません。
　
ガラス戸の 2箇所のうちの 1箇所は和室で、元々障子があった場所でしたので、曇りガラスの二重サッシにしています。ですが、これは若干微妙な感じがします。
　
理由としては、二重サッシの効果を維持するにはドアを閉め切っておく必要があるのですが、明るい時間帯なので明るくしようと思っても二重サッシの 1枚を解放する必要があり、断熱、防音の効果が半減するからです。
今更ながらに、和室ではあっても二重サッシのガラスは透明なものにして、カーテンを付けるという方が使い勝手はよかったんだろうなぁ、と思ってしまいます。
　
また、当然の話なのですが、二重サッシだと窓を解放するのには 2倍の窓を開ける必要があると言うことですね。
さらには、外側の窓の鍵を開けるときには、外側の鍵が開けられる側の、内側の窓を開ける必要があり、開けたい側の窓が逆側の場合であってもいったん反対側を開けてその上で反対側に窓を移動させる、と言う二度手間が必要な場合もありますので、それはそれで面倒だと思う場合はありますね。
また、窓の周りに何も置かなくていいようなレイアウトの部屋ならいいですが、窓の近くに何か置きたい場合などは開ける側の窓の方向によってはレイアウトが制限される場合もあるでしょうね。
　
さらには、二重サッシにすればガラス面が 2倍になるワケなので、掃除をする場所が 2倍になります（笑）！
もっとも、内面になる 2面ガラスはほぼ汚れませんので、それほど気にする必要はないかもしれませんね。
　
　
と言った感じで、デメリットは若干ありつつも笑い話になる程度のデメリットで、メリットの方が圧倒的に大きいために、是非とも検討してみるべきポイントでしょう。
　
窓、ガラス戸が多い一軒家の場合はかなりのコスト増になりますので、なかなか踏ん切りがつかない場合もあるかもしれませんが、二重サッシは後からでも付けられますので、家族がよく在室しているリビングとかから始めて効果を実感してみるのもいいでしょうね。