給湯器が故障し交換工事にはエコタイプの給湯器エコジョーズがオススメ

給湯器の故障と見積、工事、その流れ・目次

　
この記事は「給湯器の交換工事日記。GT-2053SAWX、RUF-VS2005SAW、RUF-SE2000SAW。」から続く一連の給湯器の交換に絡む関連記事です。最初の記事から読んでもらう方が分かりやすいかもしれません。
　
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エコタイプ給湯器・エコジョーズ

エコタイプの給湯器・エコジョーズ・エコキュート

　
給湯器には「エコジョーズ」というエコシステムが普及してきています。
　
かつて給湯器のエコシステムというと「エコキュート」というシステムがありましたが、タンクにお湯をためるタイプであり大きなスペースが必要であったことと、機器が高かったこともありあまり普及していませんでしたが、「エコジョーズ」付きの給湯器は見た目は普通の給湯器と変わりませんので、コストさえ許せば誰でも選択することが出来るエコタイプです。
　
　

エコジョーズの仕組み

　

　
上記の画像は、下記の URLのリンナイの「エコジョーズ」の紹介ページ（http://rinnai.jp/products/waterheater/gas/what/ecoj/efficiency）のものですが、非常に分かりやすくまとまっています。
　
画像を見てもらえば分かりますが、一般型の給湯器の給湯したあとの廃熱は 200℃ほどあるわけですが、エコジョーズではこの廃熱をさらに有効に利用し、廃熱が 50℃になるくらいまでガスの熱を利用しています。
そのため、一般型の給湯器では熱の利用率が 80%ほどだったものが、エコジョーズでは 95%まで高めることが出来るようになりました。
　
これにより、実際のガスの使用量も 15%ほど削減することが出来るようになっています。
　
　

エコジョーズの割引料金プラン・東京ガス

　
エコジョーズの機器を使うことで、一般型の給湯器に比べて 15%ほどガスの使用量を削減することが出来るのですが、エコジョーズ型の機器の普及を図るためか、東京ガスの場合は 3%のガス料金の割引サービスが用意されていますので、さらにお得になります。
　
　東京ガス・湯ったりエコぷらん
　　http://home.tokyo-gas.co.jp/ryokin/yuttari/index.html
　
この割引サービスは、東京ガスであっても一部の地域は対象外であったり、また、ガス会社によっては割引サービスを提供していないところもあるようですので、利用しているガス会社の Webサイトなどで確認する必要があるでしょう。
　
また、この割引サービスは、個別に申し込みをする必要があります。
エコジョーズ付きの機器を利用するようになると自動的に割引が適用になるものではなく、個々人でガス会社に「エコジョーズ付きの機器を利用することになりましたので割引サービスを申し込みます」との手続きをする必要がありますので、手続きを忘れないように行いましょう。
　
　

エコジョーズのコスト計算

　
我が家の昨年 1年間のガス代は約 70,000円でした。
　
また、ガスの使用量のうち、給湯器とキッチンのコンロで料理に使用するガスの使用量の比率は 8：2～9：1ほどと言われています。
我が家のようにマンションで、ガスの使用が、給湯（お風呂、洗面台、キッチンの流しすべて一つの給湯器）か、キッチンのコンロかの 2つの場合は、9：1にほど近い状態なのだと思われます。
　
とは言え、9：1はやや極端だと思いますので、真ん中の 85：15で計算してみると、年間の給湯器で使われるガス代は 59,500円となります。
この 59,500円の 15%が削減できるガス代となりますので、額では年額 8,925円が削減できるということになります。
また、加えて 3%のガス代を割り引くサービスがありますので、1,785円も減らすことができ、合計で年間 10,710円を削減することが出来ると計算されます。
　
　

エコジョーズの本体価格との差額計算

　
エコジョーズはいいことばかりなわけですが、導入に当たって検討すべきは本体価格です。
一般型とエコジョーズ付との価格差は実売価格でおおよそ 5万円～7万円程度です。
　
だいたい価格差を 5万円程度と考えると、1年間で 1万円程度のガス代を削減することが出来るわけですので、5年以上使えば元が取れる計算になります。
　
給湯器の寿命は 10年前後と言うことですので、5年目以降はコスト的なメリットはさらに大きくなっていくことが言えるでしょう。
初期設置にかかるコストを負担できるのであれば、おおよそエコジョーズ付の給湯器を選ぶ方がいいでしょう。
　
ただ、エコジョーズ付は、本体価格に加え、設置工事費もやや割高な場合もあるようですので、より具体的な金額の違いは、実際に見積もりを取ってみて比べる必要があるでしょう。
　
また、ガスの使用量はご家庭ごとに違いますので、それぞれで計算してみてくださいね。
　
また、先にも書きましたが、スリムタイプのエコジョーズ付は、ノーリツにはなくリンナイにしかありませんでしたので、選択肢が少ない場合もあるでしょう。