マンションの購入を思い立ったら まとめ・「賃貸 vs 持ち家」どっちがお得!? その2
2014/09/03
「賃貸 vs 持ち家」の対比について抜けていると思われるものは、物件のクオリティについてだ。
実際に家を購入して住み始めてみると、分譲物件のクオリティの高さを実感させられた。
これまでもいわゆる建物区分が「マンション」となっている物件にも住んではいたが、隣や上の階などの物音、足音などは聞こえてきていたし、給排水などの音も聞こえていた。
だが、今回住み始めた物件は、隣住居の物音は全く聞こえず、遮音などのクオリティの高さを実感させられた。
子供がいる家庭や女性だけ(一人暮らしを含む)で住む場合は、そのあたりも含めて賃貸物件ではない物件に住むことを真剣に検討する価値があると思った。
(同じ賃貸に住む場合でも、少し価格は高くなったとしても分譲物件の賃貸を探すべきだと思った。)
それらを考えてると、「賃貸 vs 持ち家」という比較はあくまでもコストの比較でしかなく、生活のクオリティについては比較の対象には入っていないと言うことだ。
個人的な考えだが、賃貸を薦める方は男性の方が多いように思う。
理論的に経済負担を計算し、賃貸も持ち家も負担は変わらない。
だったら、状況に合わせて住み替えが出来る賃貸の方がいいのではないか、という論法だ。
まさに、これまでの僕の考え方だ。
ただ、これまで 15年ほど賃貸に住んでいて、今回初めて自分の持ち家を持って感じたことは、持ち家はお金では得られないものがそこにある、と。
上記にも書いたような、建物クオリティは、分譲賃貸の物件などもあるため、必ずしも持ち家の場合のみに得られるメリットではない。
これは感覚的なものなので、そんなものは要らないと言われれば、賃貸でもいいと思う。
だが、
賃貸は、いつか返さないといけない。
返すときには現状復帰が必要だ。
何か不便な点があったとしても、賃貸だしなぁ、最終的には現状復帰が求められるしなぁ、と、日々の不満、負担を甘受して生活をしていくことになる。
これは、明らかに生活の“質”という点で見ると劣っている。
細かな話ではあるが、例えば、シャワーヘッドが気に入らないとか。
これくらいであれば、引っ越す際に元に戻せばいいので、買い換えてしまえばいいのだが(現に、僕たちはお風呂のふたを取り替えて使っていた。だが、大きな風呂のふたを保存しておくスペースが必要だった。)、シンクの蛇口を替えたいと思った場合や、ここにドアがほしい、ここのドアは要らない、と思った場合などは日々不満を感じながら生活をするしかない。
確かに、要望にあわせていろいろなものを取り替えていくとそれなりに費用はかかる。
だが、だからといって、賃貸だからあきらめよう、と思うのと、コストと見比べながら折を見て取り替えていこう、思うのとでは精神的な余裕は圧倒的に違うと思える。
賃貸の場合でも 10年、20年そこに住む、と決めている方はまた違うのだと思うが、僕のように状況に応じて引越しをすることを前提で賃貸を借りている場合は、2年、5年先が読めないために、大型の家具を買う際にも、今これを買っていいのだろうか、と悩む場面が多々あった。
そのため、購入する家具は簡易的な家具が多くなり、生活全体がその場しのぎ的な感覚があったように思う。
「いずれ、また引っ越すだろうし。」「ここ賃貸だしな。」という感覚だ。
だが、今回家を買った。
10年で住み換えることを想定はしているものの、10年は住み続ける予定だ。
そのため、どっしりと 10年先を見通しながらの生活設計が出来る。
これは精神的に余裕が生まれる元になるのではないか、と思う。
じっくりとコストでの検討を行って、おおよそ同じくらいと思えるのであれば、やはり家を購入することをお勧めしたい。
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