マンションの購入を思い立ったら まとめ・家を買う際にまず最初にすること その2
2014/09/03
では、具体的に 5,000万円の物件を購入した場合を試算してみよう。
条件は、物件代金 5,000万円、管理費+共益費 月額 30,000円、7月1日に購入としてみた。
また、マンションの土地と建物の割合は、一般的に「土地:建物=3:7」だそうだが、これはマンションの築年数によっても変わる。
また、固定資産評価額は、実勢価格の 70%に調整されるが、軽減税率などの適用もあるため、ざっくり固定資産評価額を 2000万円で、内訳として土地 700万円、建物 1300万円で試算している。
まずは、住宅ローンを組む、組まないにかかわらずかかる費用を試算してみよう。
物件の売買に関わる費用
物件代金 50,000,000円
印紙代(売買契約) 20,000円
移転等登記費用 380,000円
仲介手数料 1,638,000円
固定資産税等清算金 140,000円
管理費、積立金清算金 0円
火災保険料 100,000円
———————————-
合計 50,000,000円 + 2,278,000円
次に、住宅ローンを組む場合を考えてみよう。
試算する内容は、5000万円、2500万円の 2パターンだ。
5,000万円住宅ローンを組むためにかかる費用
銀行事務手数料 1,050,000円
団体生命保険料 179,000円
印紙代(融資契約) 20,000円
ローン事務代行料 100,000円
移転等登記費用 200,000円
———————————-
合計 1,549,000円
2,500万円住宅ローンを組むためにかかる費用
銀行事務手数料 525,000円
団体生命保険料 107,400円
印紙代(融資契約) 20,000円
ローン事務代行料 100,000円
移転等登記費用 100,000円
———————————-
合計 852,400円
それぞれ計算をすると、下記のようになる。
5000万円ローン
52,278,000円 + 1,549,000円 = 53,827,000円
2500万円ローン
52,278,000円 + 852,400円 = 53,130,400円
全額現金
52,278,000円 = 52,278,000円
ちなみに、1,000万円のローンを組むときにかかる費用も算出してみた。
1,000万円住宅ローンを組むためにかかる費用
銀行事務手数料 210,000円
団体生命保険料 35,800円
印紙代(融資契約) 10,000円
ローン事務代行料 100,000円
移転等登記費用 40,000円
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合計 395,800円
約 40万円だ。
物件額の 20%ほどをローンで組むことを想定しているイメージだが、ローンを組むと言うだけで 40万円ほどの出費が増えることになる。ちなみに、年率 2.2%、35年ローンにした場合の返済額は 1,435万円になる。
住宅ローンを組む場合、借りられる額や、金利に目がいきがちだが、ローンを組むだけでも各種手数料が必要になり、ローンの額に応じてその費用がふくらんでいくことを理解しておこう。
また、この試算でも分かると思うが、頭金として 500万円ほど用意していたとしてもそれが物件代金に回らず、諸経費でなくなってしまうことが分かるだろう。
また、住宅ローンではまかなうことができない、引っ越し費用や、新居で使う家具の購入、場合によっては、大規模なものでなくともリフォームが必要な場合もあるだろう。
となると、手元資金がますます 500万円では心許ないことが分かるだろう。
(つづく)
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